NEWS & COLUMN
お知らせ&コラム
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2024.11.14
コラム
テント倉庫 張替え時の注意点
テント倉庫の張替えや修理の際の注意点 テント倉庫の張り替え作業において問題となるのが、倉庫内にある荷物です。 すべての荷物を移動していただけると、作業はスムーズに進みます。 しかし、すべての荷物を動かす事が難しい場合がほとんどです。 その場合は、作業車が通れる程度に中央部分を開けていただければ大丈夫です。 また、外側はテント倉庫周囲に脚立を立てるためのスペースを確保していただければ、問題なく作業を進めることが可能です。 ちなみに、張替え作業は2日~3日程度かかります。(当日の現場スタッフの人数や、天候によって左右されます) 雨天時は現場スタッフの安全確保が出来ない事と、倉庫内の荷物を濡らす事になる為、延期させていただく事が多いです。 -
2024.07.05
コラム
テント倉庫用 遮熱シートの実力
梅雨のさなかなはずですが、連日暑い日が続いています。弊社所在地の岐阜県養老郡でも本日(7月5日)は37度の予報で路面の温度計は38度を計測していました。先日、現在開催中のウルトラマックスクールキャンペーンを利用したテントの倉庫の張替えをさせていただきました。その隣に丁度同じサイズのグリーンのテント倉庫がありましたので、温度の比較をさせていただきました。下記の絵のような環境なので、W6☓L10☓H4のサイズで正面はカーテンでオープンなっています。 温度の測定は下記の3箇所で行いました。結論からいうとウルトラマックスクールのほうが3℃気温が低くなるという結果となりました。(風通しの良い庇の下は、地表近く、タイルの上での測定のため若干気温が低く出ている可能性があります) 風通しの良い庇下 ウルトラマックスクール ハリケーン グリーン色 比較対象として選んだハリケーンというテント倉庫生地はグリーン色だったこともあり、蓄熱しやすい傾向にはあります。3℃というとそれほどでもないのかな?という気もしますが、体感ではっきりと温度の差がわかる違いがありました。風通しの良い庇の下での気温との比較が5℃近くあるからか、ハリケーンの倉庫ではムッとするような暑さを感じました。ウルトラマックスクールの倉庫では違和感はあまりありませんでしたので、外気温との差も快適さを感じる大きな部分かもしれません。今回は比較的入口に近くの空気が入れ替わる場所で測定しましたが、テント倉庫の奥、風を感じない場所ではかなりの温度差を感じました。 メーカーのカタログ値では最大4℃ほど違うとの記載がありますが、今回実測、体感した限りでは間違いないように思います。まだまだ暑い日は続きます。正直な所、テント倉庫の欠点である暑さがぐっと押さえられて、膜体の寿命が通常よりも2年伸びるというのは破格の性能とコスパで、なおかつ通常品と同価格というのは今後ないと思います。ウルトラマックスクールのキャンペーンは9月までとなりますので、ぜひテント倉庫の新設、張替えをご検討の方は、この機会をご活用いただければ、というよりビッグチャンスだと思います! -
2022.02.01
コラム
テント倉庫の張替えのタイミング
上記の写真、昨年末に弊社が張替えさせていただいたテントの、張替え前のものですが、何年前だと思いますか? ある日弊社に「御社で建てたテントを張り替えてほしいのですが・・・」とのお問い合わせをいただき調べてみると、なんと27年前に弊社が設置させていただいたテントでした。27年前、、弊社若手社員よりも圧倒的年上の物件で、社員一同どよめいてしまいました。 では一般的に現在のテント生地は27年も持つのかと言われますと、残念なことですが持たないと言わざるを得ません。日本の環境変化も顕著ですが、生地に含まれている成分についても現在は手に入らないもの、環境を配慮し使えないものもあり、一般的なテント倉庫用の生地は7年耐久、一つランクの上がったテントは10年耐久、最長の記載のあるものでも15年となっております。ただ、現実的には7年耐久のものは10年程度持つことが多いようですが、風が強いところ、日射を長く受ける場所、鳥獣が危害を加える場所(田舎では現実にあります)とうではやはり短くなる可能性があります。 ただ、殆どのテントについては、破れる際に前兆があります、軽微な雨漏りや下から見た際の光の漏れなど、そういったものを見逃さずケアし、備えることで支障が少なく張り替える事が可能ですので、見逃さずお問い合わせいただければと思います。また、そういった背景もあり、10年耐久の素材を使用したお見積もりもご提案をさせていただいております。長い目で見れば必ずお客様の利益になることですし、持続可能な社会を目指すためにも末永くご使用いただければと思っております。 ちなみに、この27年前のテント倉庫は弊社に青焼きの図面が残されていました。残しておける土地がある田舎企業の良いところがでました。それよりも何よりも、27年前に施工させていただいた弊社をお客様がご記憶いただけていたたことが、これ以上なく嬉しいことでした。次は何年後かわかりませんが、またご依頼いただけるよう精進したいと思います。 -
2020.12.07
コラム
大雪にも耐えられるテント倉庫とは
たくさん雪が降る地域にテント倉庫を建てたいけれど、強度は大丈夫? 稀にそのような問い合わせを頂きます。多雪地域にも耐えられるテント倉庫・テントハウスは積雪テント・耐雪テントと呼ばれており、鉄骨の強度や屋根などに一工夫あります。そこで今回は積雪テントについて紹介します。 積雪テントとは 積雪テントとは上記で軽くふれたように、大雪にも耐えられるような設計や、使いやすい配慮を施したものになります。積雪テントのポイントは下記の4つです。 ・フレーム・生地の強度 ・屋根の傾斜 ・開口の向き・種類 ・周囲のスペース フレーム・生地の強度 多雪地域にも耐えられるよう、積雪テントはフレーム・生地の強度が強化されています。テント倉庫の設計は荷重、風、積雪荷重などによって求められる強度を計算しており、多雪地域では積雪1m以上にも耐えられるよう設計しなくてはなりません。そのため、鉄骨を太く・スパンを短く配置し、屋根の上に降り積もる雪に耐えられるようになっています。 また弊社では、通常よりも丈夫な生地の採用を勧めております。多雪地域に設営されるテント倉庫は雪や風など過酷な状況に晒されており、生地の破れなどのリスクがどうしても高くなってしまいます。 修理や張り替えなどのメンテナンスコストを考えると、長期的にみてお得かと思います。 この施工事例はこちらから 屋根の傾斜 積雪テントは屋根に雪がなるべくたまらないよう、屋根の勾配がきつく設計されています。ちなみに弊社は岐阜県にあるため、常に積雪を意識しています。多雪地域でない通常地域でも、勾配は少々きつめな3寸(横10に対し高さ3の割合の傾斜)、多雪地域では4寸に設定しています。勾配をきつくすると、軒より上の高さが高くなります。高さに制限がある場合は、実際に運用できる天井の高さが低くなってしまいますので、積雪テントを建てる際はしっかりと確認してください。 写真の施工事例はこちらから 開口の向き・種類 風向きによって雪が溜まりやすい方角があります。そのような位置に開口を設けるのは得策ではありません。どこに溜まりやすいかはテント施工業者よりもその場で働いているお客様の方が詳しいかと思われますので、開口をどこに設けるか、その際に工場・倉庫の動線はどうなるか、しっかりとした計画が必要です。 また、開口にどのような扉を設けるかの検討も必要です。通常の引き戸ならば問題ありませんが、もし開口を大きくとるためカーテンの設営をお考えならば、ジャバラカーテンなど補強材の入っているタイプをお勧めします。 周囲のスペース 雪がどの方向に落ちるかのシミュレーションが必要です。屋根に溜まった雪が落ちる先が頻繁に利用する通路ならば、雪かきが大変になります。 雪が落ちる先を片側にしたいならば、片流れテントをお勧めします。雨や雪の流れ落ちる先を誘導できるので、悪天候時でも動線の確保が容易です。 写真の施工事例はこちらから まとめ 積雪テントは通常のテントよりも考えなければならないことが多くあります。テント業者の方としっかりお打ち合わせをして、よりよくお使い頂ければと思います。 タカダ創美でも積雪テントを承っておりますので、一度ご相談ください。 -
2020.09.09
コラム
確認申請とは?
確認申請とは? 建築物を建てる前に建物や地盤が建築基準法に適合しているか確認することを、建築確認といいます。 確認は自治体や自治体から指定を受けている民間の検査機関が行うのですが、そういった検査機関に検査を依頼するこを建築確認申請、もしくは確認申請と呼ばれています。 申請は設計事務所や施工会社が行うので、特に施主が何かをするということはありませんが、何やら難しい言葉で困惑しますね。 [gallery ids="2957"] 法令について 膜建築物について定める法令について、国土交通省告示第666号があります。これは膜建築物を一般の建築物と同様の扱いがされるよう基準を定めたものです。一方で、テント倉庫など用途を限定することで構造を簡易化しコストと納期期間を抑えたい要望もあり、これに対応するため国土交通省告示第667号による緩和処置があります。 下記は667号の適応条件の一部です。このような条件に当てはまらない膜建築物は、666号の適応範囲となります。 用途が倉庫であること。 延べ面積1,000㎡以下で階数が1であること。 軒高5m以下であること。 屋根の形式は、切妻、片流れ、又は円弧屋根面とすること。 確認申請は必要? 原則として必要となりますが、ごく小さいサイズならば確認申請が必要ない場合もございます。また、用途や大きさ、地域によっては消防設備なども必要に応じて義務付けられております。まずはご相談ください。 -
2020.08.03
コラム
テント倉庫の台風対策
テント倉庫は台風に弱い、というイメージを持たれる方は多いのではないのでしょうか。 確かに「何十年に一度」というような台風では、被害にあってもおかしくないでしょう。2018年に発生した台風21号は各地域に多くの被害を与え、弊社でも全てのお客様へ対応するのに大変お時間を頂きました。 一方で通常の台風であれば、多くのテントは問題なく耐えられることも間違いございません。メンテナンスや対策をしっかり行っていれば、多くの場合は問題なくやりすごすことができます。 今回は、テント倉庫における台風対策を紹介いたします。皆様の参考になれば幸いです。 [gallery ids="2928"] 生地の点検 台風シーズンの前に一度、テント生地の点検をされることをおすすめします。もし生地に破れがあると、その裂け目からさらに悪化する恐れがあります。事前に生地を補修して頂くことで、強風に耐えられる可能性が高くなります。 生地の張り替え 弊社では通常、10年を目途に生地の張り替えを推奨しています。劣化した生地は柔軟性を失ってパリパリになってしまい、強風に耐えることが難しくなるためです。 生地の破れが酷い箇所のみの張り替えを希望されるお客様もいらっしゃいますが、生地の劣化が酷い場合は全面張り替えを推奨しています。結果として、そちらの方が工期やコストも抑えられることが多いです。被害を出す前に張り替えを検討して頂けたら幸いです。 鉄骨の補修 何十年とテント倉庫をお使いになられている方は、一度鉄骨の確認もしたほうがようかもしれません。鉄骨には防錆加工が施されておりますが、テント生地に触れる個所などから徐々に錆が浸食していきます。また、フォークリフトなど重機の操作ミスにより破損してしまった鉄骨も要注意です。 錆転換材の塗布や欠損個所の補修を行うことで、より長くお使いいただけます。 強度の高い生地の選択 テント倉庫の発注時に、強度の高い生地を選択することも重要です。より強い台風に耐えられ、メンテナンス頻度も抑えることができます。モノの移動の手間、雨漏り等の被害を考慮すると、初期費用さえ許せば賢い選択かもしれません。 もし破れが発生してしまったら いち早くテント会社に連絡を頂ければと思います。保険が適用できる場合もございますので、併せてご相談ください。 張替え・修理のページはこちらから -
2020.07.13
コラム
倉庫における建築工法の比較
工場に建てられる倉庫は、いくつかの種類がございます。今回は、システム建築による倉庫、テント倉庫、プレハブ倉庫の3種類を比較してみます。下記はそれぞれの特徴を簡単にまとめた表になります。 table#taktable {border:1px solid green;border-collapse:collapse;text-align:center; } table#taktable > tbody > tr > td {border:1px solid green;width:90px; } table#taktable > tbody > tr > td:first-child {width:200px; } table#taktable > tbody > tr > td.dc {color:red;font-size:120%; } table#taktable > tbody > tr:nth-of-type(even) {background:#F0F0F0; } システム建築 テント倉庫 プレハブ 工期 × ◎ 〇 初期コスト × ◎ 〇 建築の自由度 ◎ △ △ メンテナンス頻度 ◎ × 〇 快適性 〇 × △ 移設・増設・撤去 × 〇 〇 システム建築 建物の形状や設計・素材が整理され、ある程度仕様が決まった範囲内で設計・建築を行うとされている工法です。仕様が決まっているといっても、ある程度設計に融通が利くので、この3つの中では最も建築の自由度が高いです。耐久性・快適性・超大型に対応できるので、オフィスやスタッフの休憩スペースなどが必須になる大型の倉庫の場合は、これになります。 デメリットは、やはりコストでしょう。移設・増設も難しいので、更なる発展が期待される企業が採用する場合は慎重な計画・設計が必要です。コストを抑えたい場合やオフィスなど必要のない場合は、テント倉庫・プレハブ倉庫から検討されてはいかがでしょうか。 テント倉庫 天井・壁に軽量な生地を用いいることで、必要な鉄骨が最小限ですむことから、最も工期・コストがかからない建築工法になります。その軽量さから、他の建築工法では難しい地盤が弱い土地でも建てることができます。シンプルな設計なので、移設・増設・撤去も容易なので、会社の成長に合わせて柔軟に対応できます。 デメリットとしては、快適性とメンテナンスの頻度です。快適性については、特に夏場は相当暑くなるため、倉庫内で長時間作業することが想定される場合には、遮熱性にすぐれた生地を採用する・換気システムを導入するなどの対策が必要です。 メンテナンスの頻度について、生地を8年~20年ほどに一度張り替える必要があります(弊社では10年以上を張替えの目安としております)。張替えが必要だから耐久性が無いという訳ではございません。軽量なので地震にとても強いのです。 プレハブ倉庫 pre-fabricateの略の通り、製造工場である程度組み立てられた状態で建設現場まで運ばれ、建設される工法です。システム建築よりも更に仕様が定まっていると捉えることができ、テント倉庫程ではないものの工期・コストを抑えることができます。パーツ単位で分解・組み立てできるため、移設も容易です。ひと昔前までプレハブといえば見栄えが悪く劣化も激しい、といったイメージがありました。現在はより長寿命で見た目にもよい屋根・壁が豊富にあります。 快適性について、プレハブ倉庫はテント倉庫と同様、天気によって快適性が大きく損なわれるのですが、住宅でも用いられるような断熱材や空調の導入などのオプションを選択しやすい点を考慮するとテント倉庫より有利と言えます。もちろんその分費用はかさむのですが、倉庫だけでなく工場やオフィスなどとして利用する場合は、このようなオプションの導入を検討するとよいでしょう。 -
2020.06.22
コラム
工場・倉庫の荷捌きを改善しよう
品質管理や従業員の作業環境により一層の配慮が求められている昨今、管理者の方々は様々な改善方法を模索しているかと思われます。改善というと作業スペースに目が向きがちですが、改善領域はトラックの荷下ろしから既に始まっていると言ってもよいのではないのでしょうか。 弊社では、工場・倉庫の改善に貢献する製品を多く提供しております。今回は、テント製品でできる、荷捌き・搬入・搬出口の改善方法をご紹介します。 悪天候時の搬入・搬出対策 悪天候時の荷下ろしは、製品の品質や作業効率に悪影響を及ぼします。雨に濡れないよう急ぐあまり丁寧に作業できず、荷物を傷つけてしまうリスクが高くなります。また、雨に濡れた荷物の処理は当然、無駄な作業時間になってしまいます。スタッフの健康も心配です。スタッフが安心して作業できる環境は、作業効率の改善にも貢献します。 悪天候時も安心して作業できる環境づくりが重要になります。 荷捌きテント 上屋テントを工場・倉庫の搬入口に設けることで、悪天候時も荷捌きできるスペースを確保します。テント生地の軽量さを活かすことで高強度ながらも間柱の数を抑えられ、広い作業スペースと侵入経路を確保することができます。高さのある荷捌きテントなら、大型ウィング車もそのまま入れて作業が行えます。 大型庇 スペースが足りず荷捌きテントの設置が難しい場合は、せめて荷物を濡らさないよう庇(ひさし)の設置を検討してはいかがでしょうか。トラックのリヤドアを雨から守るだけでも、荷捌きに余裕ができ、事故を防止できます。 屋外カーテン 荷捌きの改善には余裕のあるスペースが必要不可欠ですが、そもそものスペース確保が難しい場合もあるかと思います。 荷捌き場を雨風から守るカーテンを設けることで、屋内環境に近づけることができ、一時的な保管スペースとして利用することができます。屋外にカーテンというと強度が心配な方もいらっしゃるかと思いますが、設置環境に合わせて適切な種類のカーテンを選択することで、台風にも備えることができます。 https://www.takadasoubi.com/news-column/p2087/ 搬入口の防塵・防虫対策 人やフォークリフトなどが頻繁に出入りする環境では、出入り口を常時開放している企業様も多いことでしょう。致し方ないことではありますが、砂ぼこりや虫の侵入ルートとなってしまい、空調を利用している環境では効率が低下して経費を圧迫することになります。弊社ではこの状況を改善する製品を提供しています。 シートシャッター センサーにより自動で開閉を行うことができるシートシャッターになります。特筆すべきはその開閉スピードで、シャッターの素材に軽量な生地を利用することで素早く開閉することができ、作業効率の低下を最小限に屋内環境を整えることができます。 ノレンカーテン 完全に入り口をふさがないため、作業効率を落とさずに屋内環境を改善することができます。ビニール生地を利用しており奥側を視認できるため、衝突事故を防止でき安全です。防虫仕様の生地を選ぶことで、光が漏れていても虫を寄せ付けません。競合製品としてエアカーテンがあります。効果としてはほぼ同様です。騒音や経費の面ではノレンカーテンが有利になりますので、比較の上ご検討ください。 -
2020.06.09
コラム
テント倉庫の屋根の形状・用途について
テント倉庫(テントハウス)の屋根の形状には、大きく分けて3つの形状があります。それぞれ特徴がございますので、どれの形状が最も相応しいか検討が必要です。 切り妻 円弧 片流れ 切り妻 屋根が三角形につけられた形状です。テント倉庫の中では最も一般的な形状で、弊社も特別な理由がない限りこの形状を採用しております。シンプルな形状のため円弧型よりもお安く・お早く、テント倉庫のメリットを最も活かした形で提供できるのが一番のメリットです。ベンチレーターなどが取り付けやすく、付属の施工が容易です。結露しても水滴が流れやすいと言われております。 デメリットらしいデメリットは特にありません。強いて挙げるのであれば、屋根中央部が角ばっているので、生地・鉄骨共に負担がかかってしまうことでしょうか。もちろん各社工夫して補強しているので、そのようなことで壊れることはございません。 円弧 屋根が円弧になっており、角張った箇所が無いのが特徴です。一番のメリットは外観の美しさです。近未来的な印象を与えることで、お客様からの好感度もよくなるのではないのでしょうか。実用面のメリットは、幹より上の寸法が切り妻よりも低く抑えられることです。テント倉庫の高さを抑えたいときに有効です。 デメリットとしては、切り妻と比較すると金額が割高になってしまうことでしょうか。納品期間も若干長く頂くことになります。 片流れ 片方の側面が高く設けられた形状が特徴です。雨水や雪を一方に受け流すことができるので、通路や荷捌きスペースに配慮した環境を整えることができます。また、背が高い方には大きな開口を設けることができます。既設の建物・テントに増築・連結するときに採用されることが多いです。 デメリットは、雨水が一方に流れ込むため、雨どいが必要な場合があることです。 -
2020.05.22
コラム
屋外用カーテン、芯材カーテン、スライドカーテンの選び方
テントやビニール素材を使ったカーテンには取り付け場所、用途により複数の選択肢があります。 今回はその中でも取り付け頻度の多い3種類の選び方をご説明したいと思います。 結論から書くと風のある環境で使わないのであればカーテン、強風、台風に耐えたいのであれば 芯材入りカーテン、高さがあり強度が必要であればスライドカーテンをおすすめいたします。 下記にその理由を説明いたします。 強度 スライドカーテン>芯材入りカーテン>カーテン コスト スライドカーテン>芯材入りカーテン>カーテン 使いやすさ カーテン≧芯材入りカーテン≧スライドカーテン 高さのあるカーテンの操作性 スライドカーテン>芯材入りカーテン≧カーテン 選ぶ条件としては強度、コスト、使いやすさ、ひょっとすると取り付ける下地の条件も在るかもしれません。強度については台風や強風にも耐えなければならない条件であれば、 スライドカーテンか芯材入りカーテンを選ばなくてはいけません。カーテンでは風に抵抗するすべがないため、確実に破損します。 コストについては部材が一番多いスライドカーテンがもちろん一番高く、シンプルなカーテンは安くなります。 使いやすさについては、不等号で表しています。芯材カーテン、スライドカーテンは風に抵抗するために地面と芯材パイプを何かしら固定する必要があり、 通常落としピン(フランス落し)を使用します。つまり落としピンを芯材の本数落としていく、もしくは上げていく作業が必要となります。 それでも芯材カーテンであれば、通りたい幅に応じて数本落としピンを操作を行えば出入りが可能ですが、スライドカーテンに至っては、その性質上一体となった スライドカーテン部分のすべてのピンを操作する必要があり、手間がかかります。その他の方法としてレールを地面に埋め込み、ガイドピンを芯材から延長することで 風への対策を施すこともできます。この方法ですと落としピンをすべて操作する必要がなく使い勝手が大変良くなりますが、レールの埋め込み費用と開口が一時使えなくなることから 選ばれることはまれです。(この方法があるため使いやすさはイコール付きの不等号となっています) 高さの在るカーテン(4mまで)についてはカーテン端部に芯材パイプ(先導パイプ)を取り付けたカーテンが必須となります。操作用のロープで代用することもできますが、 芯材パイプを取り付けることにより上部まで力が伝わり、カーテンが動作しやすく閉じたときに隙間なく占めることもできます。4m以上となると、スライドカーテンのように 面としての機能をもたせた操作性が必要となります。芯材カーテンでは力が伝わりにくく動作がしづらい開口となってしまいます。 ビニールカーテン:シンプルな構造で基本的に地面との取り合いをしません。多少の風に対応するため、地面に打ち込んだグランドフックとカーテンをチェーン等でつなぐこともできますが、 強い風には耐えることができず、不意の強風により破損の原因となります。操作性と機密性を向上させるため、先導にだけマグネット付きの先導入りのパイプを取り付ける場合があります。 ビニールカーテンの欠点である不安定さが解消されるため、おすすめの仕様です。(ただし風には耐えられません) 芯材カーテン:耐風のため芯材のパイプが組み込まれており、強風や台風であっても十分に持ちこたえることができます。(建屋が破損するような強風は別となります)カーテンレールは通常のものよりも大型のアルミレールを使用するか、ハンガードア用の高強度のものを使用します。地面に落とし受けを埋め込み、そちらに落としピンを固定することで風に対して抵抗をします。芯材同士がシートでしか連結されていないため、互いがフリーに動くことができるため、ピンを必要箇所だけ外すことで開きを調整できます。高さは4m程度が目安となります。それ以上となりますと操作が難しくなるとともに、強度を保つために芯材のサイズが大きくなっていきます。風に耐えうる構造としては、最低限芯材カーテンの取り付けをおすすめしております。 スライドカーテン:芯材同士をバツの字にスライドバーでつないだジャバラ構造となっており、カーテンを縮めたときにはスライドバーも幅が縮み芯材カーテン同程度のタタミシロでまとめることができます。ジャバラ構造を取ることで高さの在るカーテンでも力の伝達がしやすくなり、開け閉めが同様となります。弊社のジャバラ仕様はすべてスライドバーにベアリングが組み込まれているため、少ない力で動かすことができます。すべての芯材をつなぐため、カーテンがより面として力を受けることになるため、強度も有利です。ただし、芯材がすべて連結されており、すべての芯材間が等しい間隔で動くため、例えば1mの開口を作るためにもすべての落としピンを抜かなければならない欠点があります。常に締めた状態、開けた状態を保たれるなら問題有りませんが、頻繁な開閉には向いていない仕様となります。 以上一長一短ある仕様ではありますが、その一短を部材、工法を工夫することにより対処することもできます。風向きや開閉頻度等を踏まえご提案できますので、お気軽にお問い合わせください。 タカダ創美の屋外カーテンに関するページはこちらから タカダ創美のビニールカーテンに関するページはこちらから
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