NEWS & COLUMN

お知らせ&コラム

2025.01.27

コラム,

ビニール製品

ビニールカーテンのばたつきを解決!強風対策の設備5選

ビニールカーテンは、工場や倉庫、作業現場での効率的な間仕切りとして大変便利な設備です。しかし、強風が吹き込む現場では、「カーテンがばたつく」という思わぬ問題が発生することも。

些細な問題に聞こえるかもしれませんが、まともに開閉がこれらの課題は設備選定時に見落とされがちですが、後になって大きな問題となるケースも少なくありません。

特に初めて設備を導入する方や、現在の環境改善を検討している方は、事前に対策をよく調べておくことが重要です。適切な対策を選ぶことで、カーテンの耐久性向上やコスト削減だけでなく、快適な作業環境の実現につながります。この記事では、ビニールカーテンのばたつき問題を解消するための設備をご紹介!事前に知っておくべきポイントと検討するべき設備を解説しますので、導入前の参考にぜひご活用ください。

設備導入前に知っておくべきポイント

ビニールカーテンを導入する際、現場の環境を正確に把握し、適切な設備を選ぶことが成功のカギです。

業者のサポートはもちろん重要ですが、現場環境を最もよく知るのはあなた自身。業者とのやり取りをスムーズに進め、最適な提案を受けるためには、事前に知っておくべきポイントを押さえることが大切です。

ここでは、トラブルを未然に防ぎ、満足度の高い設備導入を実現するための2つの重要なポイントをご紹介します。

1. 現場の風環境を把握する

風の影響を正確に見極めることが、ばたつき防止の第一歩です。 現場の風環境を理解することで、業者に対して具体的な要望を伝えやすくなります。以下の3つの視点を事前に確認しておきましょう。

  • 風の入り口や抜け道をチェック
    工場や倉庫のレイアウトによって、風が吹き込む方向や強さは大きく異なります。たとえば、作業エリアの広さ、風が抜けやすい動線などを確認してください。特に、風が集中して吹き込むエリアでは、強風に耐えられる設備が必要になります。
  • 開口部の大きさを確認
    開口部が大きければ大きいほど、カーテンのばたつきは大きくなります。 たとえば、大型倉庫の出入り口や、トラックが通る大開口スペースでは、安定性の高いカーテンが必須です。
  • 季節風を考慮する
    冬場に特定の方向から強風が吹く地域では、特に意識する必要があります。過去の経験から把握しておくと適切な選定がしやすくなります。

2. 開閉頻度と作業性を考える

高頻度で開閉が必要な現場では、開け閉めの力が少ない設備の方がよいかもしれません。
開閉が少ない場合は、強度の高いスライドカーテンや、半固定にできるグランドフックなども検討の余地があります。

ビニールカーテンのばたつき防止対策

ビニールカーテンが強風によってばたつくのを防ぐには、環境や用途に応じた設備選定が重要です。以下に、現場の条件に適したばたつき防止のための具体的な方法を6つご紹介します。

(1) タッセルで固定する方法
カーテンを側面からタッセルで巻くことで、カーテンをオープンにした状態のばたつきを抑えることができます。既に設営済のカーテンでも簡単に取り付けられます。

(2) ウェイトチェーンの利用
カーテンの裾にウェイトチェーンを取り付けることで、風による動きを抑えます。チェーンの重さを調整することで、カーテンの安定性を高めることが可能です。

(3) グランドフックの利用
頻繁に開閉しないカーテンには、地面に取り付けたフックを使用し、カラビナなどでしっかり固定する方法が有効です。この方法により、強風時のカーテンの動きを最小限に抑え、安定性を向上させることができます。

(4) 芯材カーテンの導入
カーテンに芯材を入れることで、剛性が増し、安定性が格段に向上します。また、落としピンを併用することで、カーテンを閉じた状態で風に煽られにくくすることができます。この方法は、耐久性を求める現場に最適です。

(5) スライドカーテンの導入
ジャバラ状のスライドカーテンは、芯材にXバーを追加することで剛性を高め、強風でも形状を保ちやすくなります。特に大型カーテンでその効果を発揮し、さらにボルトローラーを採用することで開閉操作もスムーズに行えます。

ビニールカーテンのばたつき防止が必要な理由

  • 騒音の軽減
    ビニールカーテンがばたつくと、強風のたびに大きな音が発生し、作業環境の騒音レベルが上昇します。この騒音は作業員にとってストレスとなり、集中力の低下や業務効率の悪化を招く原因となります。ばたつきを防止することで、静かで快適な作業環境を維持でき、作業員の満足度とパフォーマンスの向上につながります。
  • カーテンの耐久性向上
    強風によるばたつきは、カーテンの素材に余計な負荷をかけ、摩耗や損傷を引き起こします。この状態が続くと、破れや裂け目が生じやすくなり、修理や交換の頻度が増加します。ばたつき防止対策を行うことで、カーテンの寿命を延ばし、維持管理にかかるコストを削減できます。特に、耐久性を求める現場では不可欠な対策です。

ビニールカーテン以外の手段

強風対策として、そもそもビニールカーテンを採用しないという選択肢も検討できます。ビニールカーテンは透過性が高く、採光性や視認性に優れていることが大きなメリットですが、現場の状況によっては他の手段が適している場合もあります。以下に、ビニールカーテンに代わる代表的な方法をご紹介します。

・メッシュ生地を採用する
強風が通り抜ける「メッシュ生地」を用いることで、風圧を大幅に軽減することができます。完全に密閉することはできませんが、意外にも雨風をある程度防ぐことが可能です。また、通気性を確保しながら作業環境を快適に保つため、特に風通しを必要とする現場で有効です。

・引戸の設置
ビニールカーテンに比べると、引戸は形状の自由度が制限されますが、その分耐久性や安定性に優れています。強風の影響をほとんど受けず、開閉の際も力を要しないため、頻繁に使用する開口部には最適です。また、引戸はしっかりと固定できるため、防音や防塵効果も高まります。

ビニールカーテンは周囲の環境と設備選択が重要

ビニールカーテンの設置は、周囲の環境や用途に合わせた設備選択が成功のカギです。特に強風によるばたつきは、作業効率や快適性を損なうだけでなく、長期的なコストにも影響を与えます。適切な対策を講じることで、カーテンの耐久性を向上させ、静かで快適な作業環境を維持することが可能です。

また、場合によってはビニールカーテン以外の選択肢を検討することも、最適な解決策につながるかもしれません。周囲の風環境や開閉頻度をしっかりと把握し、自社の現場に最も適した設備を選ぶことが重要です。

タカダ創美では、長年の経験と豊富な実績をもとに、お客様の現場環境に最適なソリューションをご提案しています。現場の状況に応じたカスタマイズや、具体的な問題解決のご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

CONTACT

設計・製作・建設についての
ご質問・ご相談など、
何でもお気軽にお問い合わせください

0120-269-677 受付時間:8:00〜17:00(土日祝休)