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2019.10.08

コラム,

テント

テント倉庫の色選びについて

色について、以前は町中を車で移動していても、グリーン色のテント倉庫を
よく見かけたかと思いますが、今は殆どが白っぽいアイボリー色のテントが
多いのではないでしょうか。

これには理由がありまして、アイボリー色とグリーン色を比較した場合、採光性、蓄熱性、
耐久性について、アイボリー色に優位性があります。
アイボリー色の場合、日中であれば照明がなくとも荷捌き程度の作業であれば
十分に明るさが得られます。蓄熱性については、アイボリー色の方が
グリーン色に比べ太陽光を反射する成分が多いために、吸熱することなく
夏でも内部が若干涼しく、また、紫外線による基布(テント生地はポリエステルの
糸を織り込んだものに、コーティングがされています)へのダメージが少ないという利点があります。

以前は光を反射するからという理由でシルバー色を選択されるお客様もいらっしゃいましたが、
近年実際に測定してみると、実はアイボリー色の反射成分の方が多いという意外な結果が得られました。
アイボリー色はどうしても汚れが目立ちますが、汚れにより内部の照度が気になるかといえば
そこまでの影響も出ないため、まずはアイボリー色をおすすめするのが一般的となっています。

最近では天井の優位性を生かしてアイボリー色、側面はブルーやグリーンと行った
濃い色を選ばれるケースも増えてきました。側面への太陽光線は入射角が浅いため
生地へのダメージにさほどの影響は出ず、採光性にも問題がないため、近年増えてきています。
同じ形状、雰囲気になりがちなテント倉庫に自社独特のアクセントをつけるとともに、
雨だれについても濃い色ですとアイボリー色よりも目立たないというメリットもあります。
多少の費用はかかりますが、様々な組み合わせが可能ですので、興味のある方は
一度ご検討されてはいかがでしょうか。

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