NEWS & COLUMN
お知らせ&コラム
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2020.07.28
コラム
屋内間仕切りの不燃ビニールの選び方
ここ数年、屋内のビニール間仕切りをする際に、防炎ではなく、不燃を要求されることが 増えてきました。理由としては、危険物を取り扱う場所であったり、引火しやすい場所であったりと 不燃材の使用が義務付けられており、消防署の方から指導が行われている場合が主です。 もともと屋外では基布がガラス繊維で織られたテント生地がありましたが、 近年では屋内間仕切り用のシートも数社から発売されております。 その中でよくご質問を頂くのが、不燃に透明材はあるかどうかです。 もともと内部を明るく保ちながら、圧迫感なく仕切られることがメリットですので とても気になるところかと思います。結論から言えば、透明の不燃材料はあります。 しかし、不透明(有色)の不燃材と比較すると7倍以上の値段差があるため、 必要なところをよく検討しなければなりません。 例えば、採光性、視認性すべてを透明にできれば良いですが、 現実的にはコストが掛かりすぎます。そこで、弊社では天井には少しでも 内部が明るくなるよう白色系のシートをおすすめしております。 白系にするだけでもかなり内部は明るくなります。 また、視認性については、側面の目線部分に透明材料を、その他の部分には 不透明材料をおすすめしております。 不燃材料のシートはほとんどが1m幅の巻物ですので、1m幅か、50cm幅の 透明固定部分をいれることで、内部の様子を十分に把握することができます。 防炎材料は不燃材料と比べ、高価な材料となりますので、 できること、できないことをテント屋と検討をしながら 使用を決定していくことが大切かと思います。 ビニールカーテンにはできるの?不燃ビニールにはどんな種類があるの?という よくある質問については別のコラムで説明したいと思います。 もし気になる方はお気軽にお問い合わせください。 半透明不燃間仕切り 透明不燃材間仕切り 目線高さ一部透明不燃間仕切り -
2020.07.13
コラム
倉庫における建築工法の比較
工場に建てられる倉庫は、いくつかの種類がございます。今回は、システム建築による倉庫、テント倉庫、プレハブ倉庫の3種類を比較してみます。下記はそれぞれの特徴を簡単にまとめた表になります。 table#taktable {border:1px solid green;border-collapse:collapse;text-align:center; } table#taktable > tbody > tr > td {border:1px solid green;width:90px; } table#taktable > tbody > tr > td:first-child {width:200px; } table#taktable > tbody > tr > td.dc {color:red;font-size:120%; } table#taktable > tbody > tr:nth-of-type(even) {background:#F0F0F0; } システム建築 テント倉庫 プレハブ 工期 × ◎ 〇 初期コスト × ◎ 〇 建築の自由度 ◎ △ △ メンテナンス頻度 ◎ × 〇 快適性 〇 × △ 移設・増設・撤去 × 〇 〇 システム建築 建物の形状や設計・素材が整理され、ある程度仕様が決まった範囲内で設計・建築を行うとされている工法です。仕様が決まっているといっても、ある程度設計に融通が利くので、この3つの中では最も建築の自由度が高いです。耐久性・快適性・超大型に対応できるので、オフィスやスタッフの休憩スペースなどが必須になる大型の倉庫の場合は、これになります。 デメリットは、やはりコストでしょう。移設・増設も難しいので、更なる発展が期待される企業が採用する場合は慎重な計画・設計が必要です。コストを抑えたい場合やオフィスなど必要のない場合は、テント倉庫・プレハブ倉庫から検討されてはいかがでしょうか。 テント倉庫 天井・壁に軽量な生地を用いいることで、必要な鉄骨が最小限ですむことから、最も工期・コストがかからない建築工法になります。その軽量さから、他の建築工法では難しい地盤が弱い土地でも建てることができます。シンプルな設計なので、移設・増設・撤去も容易なので、会社の成長に合わせて柔軟に対応できます。 デメリットとしては、快適性とメンテナンスの頻度です。快適性については、特に夏場は相当暑くなるため、倉庫内で長時間作業することが想定される場合には、遮熱性にすぐれた生地を採用する・換気システムを導入するなどの対策が必要です。 メンテナンスの頻度について、生地を8年~20年ほどに一度張り替える必要があります(弊社では10年以上を張替えの目安としております)。張替えが必要だから耐久性が無いという訳ではございません。軽量なので地震にとても強いのです。 プレハブ倉庫 pre-fabricateの略の通り、製造工場である程度組み立てられた状態で建設現場まで運ばれ、建設される工法です。システム建築よりも更に仕様が定まっていると捉えることができ、テント倉庫程ではないものの工期・コストを抑えることができます。パーツ単位で分解・組み立てできるため、移設も容易です。ひと昔前までプレハブといえば見栄えが悪く劣化も激しい、といったイメージがありました。現在はより長寿命で見た目にもよい屋根・壁が豊富にあります。 快適性について、プレハブ倉庫はテント倉庫と同様、天気によって快適性が大きく損なわれるのですが、住宅でも用いられるような断熱材や空調の導入などのオプションを選択しやすい点を考慮するとテント倉庫より有利と言えます。もちろんその分費用はかさむのですが、倉庫だけでなく工場やオフィスなどとして利用する場合は、このようなオプションの導入を検討するとよいでしょう。
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